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【ロボ団前橋校】6/14授業報告

こんにちは!ロボ団前橋校の林です。

INNOVATOR NEXTの第2回目の授業を実施致しました。

本格的にPythonを学びたい子どもたちへ、将来役に立つプログラミングのスキルやアルゴリズムといった論理的思考力が身に付くように、一所懸命に頑張ります!
本格的にPythonを学びたい子どもたちへ、将来役に立つプログラミングのスキルやアルゴリズムといった論理的思考力が身に付くように、一所懸命に頑張ります!

Pythonプログラミングの醍醐味!関数とfor文を使いこなして多様な三角形を描こう!


1. はじめに:Pythonで図形を描く楽しさ

今回は、これまで学んだ関数の定義for文による繰り返し処理をさらに深く活用し、「★」を使った様々な種類の三角形を描くプログラムに挑戦しました。

単にコードを学ぶだけでなく、「どうすればこの形になるか?」と論理的に考える力も養われ、プログラミングの面白さを改めて実感できました。特に、今回はループカウンターと**段数(高さ)**を応用して、複雑な形状の「二等辺三角形」や「逆二等辺三角形」の描画にも成功しました!

まずは、どんなプログラムができたのか、実際の実行結果を見てみましょう。あなたのPCでも、きっと同じように描けますよ!


2. プログラムの設計:複雑な図形も関数でスマートに!

今回作ったプログラムは、それぞれの三角形の描画処理を専用の関数としてまとめています。関数を使うことで、コードが整理され、再利用しやすくなるという大きなメリットがあります。同じような処理を何度も書く必要がなくなるので、コードがすっきりして読みやすくなります。

ユーザー入力の受け取り

プログラムの最初では、描画したい三角形の高さをユーザーに入力してもらいます。Pythonではinput()関数を使ってキーボードからの入力を受け取ります。input()で受け取った値は文字列なので、数値として計算に使うためにはint()関数で整数に変換することを忘れないようにしましょう。

height_str = input("三角形の高さを入力してください: ")
height = int(height_str)

draw_left_triangle関数:左辺が垂直な直角三角形

まずは、左端が揃った基本的な直角三角形を描画する関数です。forループで各行の★の数を増やすことで実現します。

def draw_left_triangle(height):
    print("\n--- 左辺が垂直な三角形 ---")
    for i in range(height + 1): # iは0からheightまで増える
        print('★' * i + 1) # i + 1の数だけ★を繰り返して表示

draw_right_triangle関数:右辺が垂直な直角三角形

ここから少し複雑になります。★の前に適切な数のスペースを入れることで、右端を揃えます。各行で必要なスペースの数を計算することがポイントです。

def draw_right_triangle(height):
    print("\n--- 右辺が垂直な三角形 ---")
    for i in range(1, height + 1):
        # 段数から現在の★の数を引いた分だけスペースを生成
        spaces = ' ' * (height - i)
        stars = '★' * i
        print(spaces + stars) # スペースと★を結合して表示

【実行例】 (入力:5 の場合)

三角形の高さを入力してください: 5

--- 左辺が垂直な三角形 ---
★
★★
★★★
★★★★
★★★★★

--- 左辺が垂直な逆三角形 ---
★★★★★
★★★★
★★★
★★
★

--- 右辺が垂直な三角形 ---
    ★
   ★★
  ★★★
 ★★★★
★★★★★

3. まとめと次のステップ:プログラミングの面白さを実感!

今回は、キーボードからの入力を受け取り、それを引数として関数に渡しfor文のrange()関数を工夫したり、スペースと★の組み合わせを考えることで、非常に多様な三角形を描画することができました。

今回の学習で、以下の重要なスキルを習得しました。

  • input() でユーザーと対話するプログラミング

  • def を使って関数を定義し、処理をまとめて再利用する技術

  • for文range() を組み合わせて、順方向だけでなく逆方向の繰り返し処理も自在に操る応用力

  • 文字列の繰り返しスペースの計算を組み合わせることで、複雑な中央揃えの図形も描く論理的思考力

これらの経験は、Pythonプログラミングにおける基本的ながら非常に強力な概念を深く理解するのに役立ったはずです。単にコードを書くだけでなく、「どうすればこの形になるか?」と論理的に考える力も養われたことでしょう。


次は、これらの三角形を組み合わせてひし形を描いてみたり、あるいはユーザーに好きな文字を入力してもらって図形を描くようにしてみるのも面白いかもしれませんね。

これからも一緒にPythonプログラミングを楽しんでいきましょう!




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ロボ団では、これからも子どもたちが「できた!」という成功体験を積み重ねながら、プログラミングの面白さに夢中になれるような授業を提供していきます。


ロボ団前橋校でプログラミングの楽しさを体験してみませんか?

ロボ団前橋校では、随時授業体験会を実施しています。今回のタートルグラフィックスのように、プログラミングを遊びながら学べるユニークなカリキュラムで、お子様の「考える力」「創る力」を育んでみませんか?

興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください!





 
 
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