【授業報告】INNOVATOR_NEXT 第3回授業を実施しました(ロボ団前橋校)
- 坂井 勝
- 6月23日
- 読了時間: 3分
こんにちは!ロボ団前橋校の林です。
6月21日、ロボ団前橋校にて「INNOVATOR_NEXT(イノベーター・ネクスト)」コースの第3回目の授業を実施いたしました。

今回のテーマは、「関数と繰り返し(ループ)の活用」。
Pythonを使いながら、プログラミングにおける基本的かつ重要な構造を、段階的に体験・理解していくことを目的とした回となりました。
■ 関数とfor文で図形を描く
授業前半では、Pythonにおける関数の定義とfor文による繰り返し処理を組み合わせて、画面上に「★」を用いて正三角形(ピラミッド型)を出力するプログラムに取り組みました。
def Triangle4(n) -> None:
for i in range(n):
print(' ' * (n - i - 1), end='')
print('★ ' * (i + 1))
この関数は、入力された段数 n に応じて、中央揃えのきれいな三角形を描くよう設計されています。「空白を使って左右対称に揃える」「ループカウンターを星の数に反映させる」といった、数と構造の関係性を自然と学べる内容です。
最初は戸惑いを見せていた生徒も、試行錯誤を重ねるうちに「ループの仕組み」「式の意味」「文字列の整形」に慣れ、完成した三角形を見て満足げな表情を浮かべていました。
■ 応用課題:うるう年の判定関数をつくる
授業の後半では、実用性のある演習課題として「うるう年の判定を行う関数」の作成に挑戦していただきました。
提示したのは関数の定義枠のみで、中身のロジックは次回までの宿題としました。
def leap_year(year) -> bool:
pass # 判定のロジックを考えて実装してみましょう
うるう年の判定には以下のような条件が含まれます:
4で割り切れる年は基本的にうるう年
ただし100で割り切れる年はうるう年ではない
さらに400で割り切れる年は例外的にうるう年とする
これらの条件を整理し、コードに落とし込む過程では、論理的な思考力が求められます。複雑な条件式を一行でまとめる方法もありますが、今回はあえて段階的に考える構造を重視し、子どもたちが「条件を丁寧に分解して処理する」ことに意識を向けられるよう配慮しました。
■ 今後の展望と指導方針
INNOVATOR_NEXTコースでは、単にPythonの文法を学ぶだけではなく、**「自分で考えて実装する力」「ルールを読み解く力」「繰り返しや分岐を組み立てる力」**を大切にしております。
次回の授業では、宿題の答え合わせを行うと同時に、さらに**対話的・応用的なプログラム(条件分岐付きミニゲーム等)**へと進んでいく予定です。
■ おわりに
子どもたちは、回を追うごとに「自分で考えて書くこと」に対する抵抗が薄れ、少しずつ自信を持ってプログラムに取り組む姿勢が育ってきております。
今後もロボ団前橋校では、「考える力」を軸としたプログラミング教育を丁寧に行ってまいります。
これからも一緒にPythonプログラミングを楽しんでいきましょう!
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ロボ団では、これからも子どもたちが「できた!」という成功体験を積み重ねながら、プログラミングの面白さに夢中になれるような授業を提供していきます。
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